スマホの多様化
iPhoneは、マルチタッチと呼ばれる技術が大きな特徴で、複数の指を同時に操ることができ、バリエーションに富んだ操作が可能になっています。それまでの画面とキーボードによる操作方法とはまるで違い画期的な技術だったのです。
iPhone 3Gが2008年6月に発売されてからは、ちょっとおおげさかもしれませんが、大変革が始まったのです。機能は瞬く間に更に進化してゆき、スマホは単なる電話ではなくなり、総合通信システム&ミニコンピューターとなっていったのです。
このアップルのiOSの潮流に併せてきたのがAndroid(アンドロイド)です。Androidは、Googleによって開発された、スマートフォン、タブレットなどの携帯情報端末をターゲットとしたプラットフォームです。2016年現在での、スマートフォン用のOSとして世界シェア1位になっています。
iOSはアップルのiPhone専用ですが、Androidは各メーカーにライセンス供給されており、絶対数では上回っているのです。いずれにしても、スマホの競争は激化し、機能はますます高性能になっていったのです。
さてタブレットです。以前からタッチパネルPCのような「特殊用途のパーソナルコンピューター」は存在していましたが、2010年頃からiPadなどの一般向け製品が登場して利用者一気に増加しました。2011年からはAndroidを搭載した各メーカーからの製品もリリースされるようになって、ここからタブレットは急速に認知されるようになっていったのです。